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Takeshi Nagasaki

原 始 庭 苑

28th Anniversary Exhibition

『原始庭苑』N-tree 28周年記念庭園美術展のお知らせ

展覧会名: 長崎剛志/N-tree 28周年記念庭園美術展『原始庭苑
会場: Gallery 5610 https://www.deska.jp
東京都港区南青山5-6-10 5610番館 Tel:03-3407-5610
会期: 2024年 9月28日(土) 〜 10月5日(土) 11:00~18:00 会期中無休・入場無料
オープニングパーティー 9月28日(土) 14:00〜17:00

<関連イベント>
鑑賞会 (日程調整中)
トークイベント 2024年 10月5日(土) 14:00〜17:00 

オープンガーデン
「西治プロジェクトの茶庭」
場所: Kanda & Oliveira https://www.kandaoliveira.com
千葉県船橋市西船1丁目1番16-2号
日時: 2024年 6月22日(土) 13:00~19:00
*その他、東京近郊の永福町、立川などで開催予定。

<巡回展>
会場: 諫早神社  御神苑 https://isahaya-jinja.jp
長崎県諫早市宇都町1-12(境内 北側)
会期: 2024年 11月1日(金) 〜 4日(月)
*2025年にかけて、奈良、スペイン マドリッドを巡回する展覧会として開催予定。

 2024年秋、9月28日から一週間、ギャラリー5610(東京青山)にて、長崎剛志/N-tree 28周年記念庭園美術展『原始庭苑』(げんしていえん)を開催いたします。

長崎は、石、木、空気、人間の根元的な関係によって生みだされる庭を、自ら庭園美術と呼び、表現活動をしてきました。そして、近年の神社仏閣のプロジェクトに携わる中で、幼少期の奈良で過ごした原風景が蘇り、庭の道と結びついたことに気がつきます。それは、石舞台の不自然な形象や東大寺南大門の柱(神)に見える木魂に導かれ、美術の道を歩んだこととも繋がります。飛鳥・奈良時代から1400年が経ち、時代が加速する今日、あらためて現代の神社と寺院の庭園を思惟する上で、長崎は『原始庭苑』というテーマを挙げ、以下のように考えます。 

「庭の源流を探すために時代を遡ろうとしても原始にたどり着くことはできない。なぜなら原始は時代とともに今を進み、動くものである。決して原始人や原始美術などの持つ過去に留まったプリミティビティではないはずだ。なぜならそれは、はじまりの創造を意味する。日々の進化のために原始は存在し、人間には原始を生み出す使命がある。したがって原始庭苑は、今にも飛び立つようなエネルギーを持ち、自然のエレメントに人間の精や細胞呼吸をも感じさせるものであり、その空間に立つ時、自然に手をあわせたくなるような気持ちになる庭でなければならない。」

本展覧会は、写真、映像、図面や試作模型、庭を構成する様々な素材を使ったインスタレーション作品、石の彫刻や木板画など、28年間の創作活動を再び組み直すことで見えてくる、<庭苑-芸術>のオリジンを提唱する作品展です。また、2025年にかけて、長崎、奈良、マドリッドを巡回する展覧会として開催を予定しております。

Press Release

原矢神籬の一柱

展示について

ギャラリー内部には、庭園作品の写真、映像、図面、3D模型、ドローイング他、樹木と人間の関係をテーマにした木板画や「諫早神社の御神苑」の庭苑計画案のために制作された空想の説話集『冥庭集(めいていしゅう)』の原画を展示いたします。ギャラリー中央には、破魔矢をモチーフにした柱の彫刻を四方で囲み、その中に入ることができない空間『原矢神籬(げんやひもろぎ)』を新作として発表します。

ギャラリー外部スペースでは、ギャラリーの庭と連動し、木々を擬人化させたインスタレーション、石燈籠を加工した彫刻、鉄を使った照明作品などに加え、今まで実際に施工された竹、玉石などを型取ったブロンズやガラス素材のオブジェを再構成して展示いたします。

会期中にはモノクロ印刷の庭園美術作品集『原始庭苑』とオリジナルTシャツ『森森磊磊(しんしんらいらい)』を販売いたします。森森磊磊シャツには表面に「木」背面には「石」の文字がプリントされており、展覧会場でTシャツを着た人々によって庭の風景を表現いたします。また、作品は来場者の方が全て手に触れて鑑賞でき、様々な素材感に親しめます。関連イベントとして鑑賞会やトークイベント、東京近郊の庭園作品のオープンガーデンなども開催予定です。

ギャラリー内外を使い、イベントなどを通して今までの作品と未来に向けた構想案を織り交ぜて展示することで、N-tree 28年間の庭園像を表現いたします。