N-tree(庭ノ心 ながさ木)16年目のテーマは石です。以前石をブロンズにキャスティングした時、鋳物屋さんが仕上げが一番難しいのは人の手で作るものより自然のテクスチャーだといっていました。石の模様を見ていて飽きないのも、石組の庭に壮大な世界を感じるのもそのためかもしれません。
現在進行中のフィリピンでのプロジェクトでは近代的な建築に対してメッセージ性の強い石組みの調和を試んでいます。繰り返される流行の中で、何となく石組みのある庭がくる予感が?
今年は落葉の堆積で埋もれていたり、樹木の成長で隠れた石を再びよみがえらせるような仕事に出会いたいと思っております。
長崎 剛志
このブログは今まで作庭してきた庭の現在、樹木剪定の様子、進行中のプロジェクト、デザイン資料など N-tree のエッセンスをご紹介するものです。
庭は時間が経つと自然に姿を変えていきます。そこに大事なことは良質なメンテナンスです。私たちは庭の手入れを単なる維持管理としてではなく、永遠の作庭として取り組んでいます。何かご相談のある方はお気軽にご連絡ください。公式ウェブサイト http://n-tree.jp/ でも作品をご紹介しています。
コンセプトは今年も「根っこまで考えます。」